YouTubeチャンネル収益化への険しい道のり
カメラマンの雨樹です。本日はYouTubeチャンネルのお話をさせていただきます。
僕個人が開設しているYouTubeチャンネルのお話です。
『AQUA VISION』でも、カメラの撮り方、Webデザインやコードの解説をするYouTubeチャンネルも出来ればいいのですが、それはまたいつかの未来に。
チャンネルスタートのきっかけですが、2020年にコロナの影響をモロに受けて仕事がほぼなくなり、暇を持て余してる時に生後1日の赤ちゃん猫を保護をしたのですが、「このかわいさを見てもらいたい!癒されるから!」という想いで、猫のチャンネルをスタートしました。
実は写真のノウハウチャンネルも検討していたのですが、猫でスタートです 笑。
欲望と条件と絶望
はじめの数回は撮った写真をスライドで載せていたのですが、「YouTubeだし動画の方がいいよね」ってことで、当時動画撮影に最もオススメされていた『SONYα7iii』を購入。
なんとなくではじめたのですが、どうせなら多くの方に見てもらいたいし、そこから撮影の依頼も増えたら嬉しい、収益化(広告収入)出来れば、保護猫活動が出来るかもしれない!
さらには動画編集も覚えることができるんじゃないか!
…と、欲深い思考ではありますが、目標がある方がモチベーションも上がります。
そんな気持ちでYouTubeチャンネルに力を注いでみようと思い立ちました。
そんな【YouTubeの収益化(広告収入)】には条件があります。
1.直近1年間の総再生時間が4000時間以上
2.チャンネル登録者数1,000人
これをクリアして、Googleアドセンスに登録して、はじめて収益となります。
日本の人口が約1億2千万人、その中からたった1,000人。楽勝ですね。
心バッキバキの道のり
と、単純計算すると簡単そうに思えますが、これが途方もない壁でした。
特に登録者数。
めちゃくちゃ時間を使って撮影して、丸一日かけて編集して、ようやく完成した自信満々の動画。
これがアップしても、誰ーも見てくれません。
数日経っても試聴者が100人以下、なんてこともザラなんです。
一番はじめの動画はSNSでも宣伝したので、それなりに見てもらえましたが、SNSも猫好きさんだけにフォローされている訳ではありません。
なので、次にあげた動画からはあまり見てもらえません。
調べてみると、そもそもそのやり方はあまり良くはないようです。
逆にインプレッション率を下げてしまう可能性もあるようです。
このインプレッション率というのは、『表示されたサムネイルを見て、どれだけの人がクリックをしたか(視聴したか)』という割合のことです。
もう少し詳しく説明すると、
アプリやブラウザでYouTubeを開くといろんなサムネイルが表示されますよね?
で、そこから興味のある動画を視聴しているかと思います。
このサムネイルを見られた数がインプレッション数。
それを見てクリックした割合がインプレッション率です。
このインプレッション率は10%以上が理想とされています。サムネイルを10人の人が見たら、1人がクリックするということですね。
SNSでの宣伝は、1本目は興味本位で見てくれても、先に書いたように、猫が好きな方以外は2本目以降はあまり見てくれません。スルーされます。
でも1本目を見たことで、新しい動画をアップするとYouTubeのアルゴリズムではオススメに上がってくるんですね。
みなさんの中でも、たまたま1本だけ見た動画なのに、そのチャンネルの動画やそれに近い感じの動画がオススメにあがってくることがあると思います。
でも試聴せずにスルーされると、インプレッション率が下がってしまいます。
そのことでYouTubeでの評価が落ちてしまいます。
ぶっちゃけますと、YouTube側に気に入られないと、チャンネルの成長はありません。
試聴数的にはSNSの宣伝は効果ありますが、長期的に見るとやめた方が良かったなと。
特に僕のフォロワーさんは、猫好きよりも、フィルムカメラやオールドレンズ好きの方が多いので。
さらに言うと1本目の動画はたいして編集もしてない静止画のスライドです。
この1本目にクオリティー高い動画を上げれていたらなとも思いましたが、YouTubeでは新しいファンをつくる必要があることが分かりました。
これについては後から知ったことで、YouTubeの仕組みが分かっていなかった為の落ち度です。
そもそもの問題として、新参者の動画なんてオススメになかなか上がってこないんですね。
はじめの1本目だけは少し優遇されてそうですが。
だから見てくれないというか、誰の目にも入らない状態です。
いろんな挑戦はしてきたつもりですが、YouTubeチャンネルほど心が折られるものはなかったかもしれません。
渾身の作品が数十人くらいにしか見てもらえないんですから。
費用対効果というか、時間対効果がこれほどマイナスなものはビジネスとしては成立しません。そもそもチャンネル登録者数が1,000人超えるまでは無給ですからね。
これに関しては、猫の成長を見返せるという、僕の趣味でもあるから続けることが出来ました。
家族も喜んでくれますからね。
「新しい動画出来たでー!」といって、妻と娘と一緒に試聴して、『かわいー』とか、『こんな時期もあったなー』とかワイワイ言うのは楽しい時間でもありました。
話を戻すと3ヶ月で26本の動画投稿して、チャンネル登録者は42人ほど。
もう、登録者数1,000人の頂きが霞んで何も見えなくなってしまったので、一旦目標の一つの山を100人にしました 笑。
収益化なんて、もう思考から除外です。
頑張って投稿している間にも赤ちゃん猫はどんどん成長していきました。
半年で動画33本、登録者数は54人。
初めの3ヶ月で26本。その後の3ヶ月で18本。明らかにペースダウン、心折れていますね 笑。
突然バズって登録者数が1日で100人超え!
その後、試行錯誤をしていたら突然バズって(レベルの低いバズりですが)、たった1日で登録者数が134人。このバズった期間で500人くらい増えました。
これがめちゃくちゃテンションあがります。折れた心も復活です。
チャンネル登録者数や視聴者数を増やすための試行錯誤ですが、サムネイルやタイトルも工夫し、YouTube内の検索などで上位表示されるアルゴリズムなども勉強したところ、効果は出始めました。
YouTube内でのSEO対策ですね。
どんなキーワードが良いか、どうすればアクセスが上がるのか。
これもホームページ作成にも役に立つと思います。
そんなことをしていると、Youtube側も「お、頑張ってるやん!」って思って、おすすめに取り上げてくれるんですよね。
そんなことを考えながらコツコツと続けて、とりあえずチャンネル登録者数は1,000人に到達しました。
やっぱり嬉しいですね。目標だったので。
僕と同じように心が折れて、そこで諦めた方はめちゃくちゃたくさんいます。
僕より早くはじめていた方ももうやめちゃってます。
そこを乗り越えたということは一つの自信に繋がります。
現実はたったの1,000人ではあるんですけどね。
実際にやってみるとそれがいかに大変なことか分かります。
YouTubeでチャンネル登録者数1,000人を達成している割合は、YouTuber全体の上位15%と言われています。
5,000人になると全体の5%です。
これは年収1,000万円以上の人の割合と同じです。
いま僕の猫チャンネルが2,000人ほどなので、10%くらいには入っているのかなと。
僕のチャンネルで試聴数が多い動画は、猫の育て方です。
生後間もない猫を保護した方から、「参考になりました!」と多くのコメントを頂いています。
写真の撮影などの仕事とは内容はまた違いますが、誰かのお役に立てることは嬉しいですね。
その後、コロナで減少していた仕事も戻り、なかなか更新は出来なくなりましたが、しっかり定期的にアップしていければ、登録者数10,000人も夢ではないなと思えます。
自分のコピーロボットが出来ればそれに専念してもらいたいです。
最後に
自分一人でやるには時間がかかります、限界があります。
誰かと協力することで、時間を短縮することも出来ます。
それが何倍もの力になることがあります。
それがコーダーの川下氏とホームページ制作会社『AQUA VISION』をつくった理由の一つでもあります。
互いの専門性が違うことで、他のホームページ制作会社にはない、サービスをご提供することが可能です。
僕の専門分野でも、たとえば写真の撮影だけでなく、撮り方のレッスンも可能です。
その他、ECショップや楽天ショッピングの運営、文章作成やデザイン。
動画撮影や編集など。
豊富な実績があります(実績についてはコチラに随時追加していきます)。
お役に立てることはきっとたくさんあると思います。
まずは気軽にお声がけいただければ幸いです。